精神保健福祉士の職場と適性について知ろう

精神保健福祉士になるための適正

精神保健福祉士になるための適正とは

(1) ヒトに対する深い感性が育っている。

 

社会人になって仕事をすることになると、
その仕事をする上で、人は成長していきます。

 

教育を受けますし、社会に出て揉まれることで、
ものの見方や考え方も備わってきます。

 

そのとき、大切なのは、ヒトに対する「深い感性」を育てることです。

 

そのために、映画を見たり、美しい自然の中に身を置いたり、
友達と遊んだり、絵を描いたり、スポーツを楽しんだり、
音楽を聴いたり、小説を読んだり、旅行をしたり、
おいしいものをたべるなど、
バラエティー豊かな日々の暮らしが必要です。

 

そのようなバラエティーに富んだ生活の中で、
感動したり失敗したりすることが財産になります。

 

テレビを観たり映画を観たり、小説を読むなどして、
悲しみや怒りの感情を育てることも、
ヒトに対する深い感性を育てる材料となります。

 

(2) ヒトを尊重することができる。

 

社会の中には、好きなヒト、嫌いなヒト、
ウマが合うヒト、合わないヒトなど、
いろいろなタイプがいます。

 

そして、そのようないろいろなヒトと
上手に付き合っていくことが求められます。

 

特に、精神保健福祉士のように、
対人援助を専門として仕事をする者が、
食べ物や趣味のような感覚でヒトの好き嫌いを分けることは
すべきではありません。

 

仮に、とてもみすぼらしい服装をして、
みすぼらしい容姿をしていた人がいたとしても、
その人の人間性全てを「みすぼらしい」と捉えてはいけないのです。

 

たとえば、その人に病気や障害があったとしても、
その人に病気や障害だけしかないわけではなく、
病気や障害はその人の一部分であるだけで、
全部ではありません。

 

高齢者は年齢と共に身体の衰えが生じます。
認知症にかかる人もいます。
失禁をしたり、言葉でなくなる人もいますが、
それでも、赤ちゃんに戻るわけではないのです。

 

ヒトを外見だけで判断しない、評価しない、
そしてその人の人格全体を尊重する見方を確立することが必要です。

 

そのために必要なのは、ヒトと社会の歴史や哲学を学ぶことではないでしょうか。

 

特に社会福祉を学ぶのであれば、
人権感覚がとても大切です。

 

常に、障害のあるヒトが、現代社会の中で
不当に扱われていないか、
ヒトに対する偏見や差別がないかどうかなど
考えているという姿勢も必要です。

 

(3) 現状に対して「なぜそうなのか?」と疑問を考え、掘り下げることができる。

 

今の日本社会の現状を見ると、
ホームレスが生じたり、親が子どもを虐待する等の
社会問題が多く発生しています。

 

また、自ら命を絶つ人も少なくありません。

 

孤独死に至る人もいます。

 

しかし、なぜホームレスが生じるのか、
自殺者は増えているのか、
孤独死に至ってしまうのはなぜか、
ストレスはどうして心の病気を発生させるのかなど、
常に疑問を持ち、それを解明しようとする姿勢が必要です。

 

問題になることには、必ずその背景や原因があり、
その背景や原因のほとんどは、
それぞれの個人の問題ではなく、社会の問題です。

 

社会の動きは、テレビや新聞、最近はネットでも見ることができます。
しかし、観るだけではなく、自分なりにいろいろ調べ、
解明しようとすることが必要です。

 

家族や友人との会話も大切ですし、
学校での勉強も大切です。

 

(4) 解決するために、どうすればよいかを想像・創造することができる。

 

社会福祉士になるためには、
想像すること、そして創造することが必要です。

 

想像力

 

福祉の利用者が求めている願い、
具体的な訴えをよく聞き、利用者の置かれている立場を想像し、
対応していくことが必要です。

 

さまざまな体験を積んだり、本を読んだり勉強することで、
この創造力は培われていくでしょう。

 

創造力

 

創造力は、体験や本を読むことで簡単に身につくものではなく、
先を見通す力を身につけていくことによって生まれる力です。

 

たとえば、「こうするとこうなる」と、創造できる力が
創造力です。

 

社会福祉に関係する専門的な知識や技術を学び、
現場での援助の経験を積み重ねていくわけですが、
その中で、意識的に「創造」し、問題解決に取り組むことが必要です。


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